物理のベンチ by mitta

学んだことを発信します。備忘録も書きます。間違いがあればコメントください。

理系大学生が身に着けるべきWordの数式ツールテクニック

はじめに

筆者自身よく忘れるコマンドがある+後輩がレポートで困っているので、備忘録兼啓蒙活動。

数式ツールの入力速度=レポート執筆速度なので数式ツールを早く書き込む練習には非常に意義があるため覚えておくと良し。

レベル別時短方法

今回はレベル別に4つの時短方法を用意した。結局今後使うことを考えるとすべて必須である。

  1. どのレポートを書く上でも必須
  2. 数式ツールを使う上で必須
  3. 某G大学の教育学部の物理実験で徹夜しないために必須
  4. 卒論でほぼ必須(大嘘)

紹介

どのレポートでも必須

数式ツール関連に偏っているがこれの習得は必須である

コマンド 機能
[Ctrl] + [Shift] + [=] 数式ツール起動
[Shift] + [→] or [←] 範囲選択
[Ctrl] + [C] 選択範囲のコピー
[Ctrl] + [V] 選択範囲の貼り付け
[Ctrl] + [I] 選択範囲をイタリック
[Ctrl] + [B] 選択範囲を太文字

数式ツールを使う上で必須

普通に数式をタイプするみたいに打ち込み、[Space]

コマンド 機能
^ (x^2など) 上付き文字(x^2)
_ (x_iなど) 下付き文字(x_i)
sin or cos \sin{x} or \cos{x}
/ (a/bなど) 分数( \frac{a}{b}\)

物理学実験でほぼ必須

コマンドを入力した後、[Space](構造は2回、文字は1回)

コマンド 機能
\sqrt \sqrt{x}
\approx \approx
\bar \bar{a}
\vec \vec{a}
\partial \partial
\times \times
\pi \pi
\sigma (先頭小文字) \sigma
\Sigma (先頭大文字) \Sigma

卒論で書く人向け

本来数式ツールはUnicode記法で書くが、LaTeX記法で書いてもよい。筆者は訳あって卒論本編をLaTeX、付録をWordで書いたので重宝した。また、Wikipediaの中の数式もLaTeXで書かれているので、複雑な数式がバンバン出てくる場合Wikipediaから数式コマンドをパクってくるほうが楽。
やり方は数式ツールタブの中からLaTeX記法を選択するだけでおk。
簡単な数式はUnicode記法の方が楽なのでそちらを推奨する。

コツ

数式ツールを使って数式を作るときには2つの鉄則がある。

  1. マウスを極力使わない
  2. 大きい構造から書く

マウスを使わなくする方法は先ほどのコマンドで処理できる。
大きい構造というのは、以下の数式だと
\sqrt{\frac{x^3+1}{x+1}+x^2}
\sqrt{{\rm ~~}}の部分が該当する
次に大きい構造は
\frac{x^3+1}{x+1}
なので、先に[\sqrt{}]で大枠を作ってから分数を作る。
最後に中身を仕上げる癖をつけると早く作成できる。