物理のベンチ by mitta

学んだことを発信します。備忘録も書きます。間違いがあればコメントください。

WindowsユーザーがCERN ROOT 6をいい感じにコーディングできるようになるまで3-ROOTのinstall編

今回やること

・ROOT 6のinstall
・PyROOT(Pythonで動かすroot)の設定

方法

ROOT 6のinstall

ROOTは色々なインストール方法がある。
ROOT公式によるとCentOS 8ではyumからROOTをインストールするのが最も楽。
root.cern
ということでterminalを起動して以下のコマンドを打ち込む

$ su

これで管理者権限を得られる。
この状態で

# yum install epel-release
# yum install root

これでROOTをインストールできる。
ここで一度再起動する。

# reboot

ROOTがインストールできているか確認する。

$ root

以下の画面が表示されればおk。
f:id:salamence_andrias:20210612223439p:plain

PyROOTのinstall

PyROOTはPython内でROOTを扱うためのPython moduleである。
便利なmoduleなので入れておくとよいだろう。
次回以降に利点を紹介する。
ROOT公式の説明では「ROOT内にあるROOT.pyをPythonのPATHに追加しろ」と書いてある。
yumでインストールした場合、ROOT.pyが見つからない。
そこで再びyumからPyROOTをインストールする。

$ su
# yum install python3-root
# reboot

これで他に何もしなくともPyROOTをインストールできる。
PyROOTが使えるかどうかPythonを起動して確認する。

$ python3 
>>> import ROOT
>>>

これで何も表示されなければおk。

次回

ROOTの基本を紹介する。